NHK「ハートをつなごう」に出演された映画「ちづる」の赤崎監督を見て・・・
息子(高2AS男子)と見ました。
赤崎監督と他にも兄弟姉妹の方が、出演され、苦悩や思いを語っていらっしゃいました。
皆一様に「自分はイイ子でいなくてはいけないと思った」
子どもらしいわがままを言えずに、友達にも周囲にも、障碍を持った兄弟姉妹達のことを
話すこともできず(時に話さない選択をしていたようだけど)
画面から伝わるのは、やはり閉そく感・・・
下手をすると、親よりも長い時間を、彼らと過ごす可能性のある兄弟姉妹達・・・
準備していくから、考えなくてもいいんだよ?」と言った時
「でも、現実問題そうはいかないでしょ?自分なりに面倒見ていこうと思ってるから!」
・・・ですよね・・・もっともその後
「ママの事は将来面倒見ようとか全く考えてないからね!」
さすがAS!もちろん承知してるから大丈夫!
・・・にしても、障碍を持つ兄弟姉妹のことはやはり友達や周囲に話しにくいのかな・・・?
私(親)はかなり自慢(だって可愛いし、面白い!面倒なことも多々あるけどね(>_<))
なので、いつでも話題にしてしまうし、むしろ知ってほしいので障碍についても積極的に語ってしまう・・・
参考にならないと思いながら、息子にも聞いてみると
「まず可愛いとか思ってないしね!隠すつもりはまるでないけど、積極的に話すことも
ないでしょ!普通自分の兄弟姉妹のことなんかそんな話さないでしょ?」
お~自然体・・・
その通りだね・・・自閉症スペクトラムの特性を持つ子ども達の最も好きなところは
この「公平さ」・・・
世の中の常識とか社会通念にとらわることなく、自分の好きか嫌いか、したいかしたくないか
・・・これが唯一無二の重要な判断基準になるところ?
・・・それが困った結果を引き起こすことも多々あるけれど、やっぱりいいなぁ
私と息子の能天気な見解は置いておいて
障碍児を持つ兄弟姉妹の心のケアは、真剣に取り組む問題だと改めて、痛切に感じました(>_<)